600万以上続いた狩猟採集時代の生活と、現代の生活を比較した「進化医学」を元にして書かれた本。生物の進化は徐々に起こる、だから今の超ハイスピードで変化する文明に、人間の進化は追いついていない→文明病。だから狩猟採集時代の暮らしを参考にすべき、というのが進化医学。
「現代の矛盾」
私たち人間は、長大なビルを作り上げたが、いっぽうで気が短くなった。
道路を広くした割に、視野が狭くなった。
お金を使っても身につくものはなく、ものを買っても楽しみは少ない。
家は大きくなったが、家族との関わりは小さい。
便利になったのに、時間はない。
薬は増えたのに、健康な人は減った。
炎症を引き起こす内臓脂肪
不健康の原因の1つ「内臓脂肪」この炎症レベルは、目に見えない内部でジワジワと体を蝕んでいる。いわゆるメタボリックシンドローム。「なんだか調子が悪い、よく寝たはずなのになぜか疲れている」謎の体調不良、体内では炎症の導火線が爆発へのカウントダウンをしている。こうした慢性炎症による体調不良は、「脳」にも影響して鬱病を引き起こす。
古代と現代の比較
- 多すぎる:古代では少なかったが、現代では豊富 → カロリー、アルコール
- 少なすぎる:古代は豊富だったが、現代は少なすぎ → 睡眠、運動
- 新しすぎる:古代に皆無で、現代になって現れた → 孤独、ストレス、抗生物質
はっきりした不安とぼんやりした不安
- 古代の不安は餌を取る時など、ハッキリしていた。現代の不安は多種多様。将来への不安、収入の不安、人間関係における不安などなど。不安障害を経験している人は3人に1人の割合。
- 実験:優秀なチームと業績最悪チームでは、ネガティブな意見が6倍も多かった。
- 人類に備わっている「不安へのアラーム」は、あくまでも目の前の事のみ。遠い未来についての不安は、誤作動を招く。やがてアラームの誤作動が続き、何に対して怯えたり不安に思っているのかもわからなくなり、芥川龍之介のような「ぼんやりとした不安」のようにプログラムエラーを引き起こしてしまう。(不安が始まったのは「農耕社会」から。作物を育てる事で、時間軸が現れた。たった1〜2万年の間の事。人類600万年の間には存在しなかった概念が突如として現れた。今でも原住民には未来という感覚がない。)
- 未来に目的があれば、迫害されているホロコーストでも乗り越えられる。
- 原始人の目的は単純で、目の前にあった。しかし現代、価値観の多様化で未来像はぼんやりしたものになってしまった。ハッキリした価値観を持って未来を見つめる事で、不安は解消される。
- 幸福感は「貢献した」事でもたらされる「無償の気遣い」
- 人間は何のために生きているのですが?「人の役に立つためです」アインシュタイン。
価値評定スケール
自分の真の価値を探り当てるツール。12分野で自分がどう行動したいかを1〜2行でまとめる。
- 家族・・・親戚も含めてもっと頻繁に交流したい。
- 結婚・恋愛・・・お互いに自分をしっかり持って生きたい。
- 子育て・・・元気で活発な子に育てたい。
- 友人・対人関係・・・少なくても密度の濃い付き合いをしたい。
- キャリア・仕事・・・挑戦し続けたい。
- 自己成長・・・アカデミックより経験を重視する。
- 余暇・レジャー・・・時間を決めてしっかり遊びたい。
- スピリチュアル・・・禅を学びたい
- コミュニティ・社会生活・・・まずは家族・親戚を大事にしたい。
- 健康・・・タバコをどうにかしたい
- 環境・・・1日でも仕事を休んで被災地などのボランティアに参加したい。
- 芸術・・・美術館をゆっくりまわりたい
重要度・・・自分の人生においてどれだけ重要か1〜10点で採点。
一致度・・・過去一ヶ月で価値観に基づいて行動したか一致していないなら1点、完璧に一致していたいら10点。
重要度と一致度が離れていれば、価値観に背いて生きている=つまり日々の不安がたまりストレスになるので、パフォーマンスも下がる。濃い字は最もかけ離れていた。。。
腸が大事
- 空気を綺麗に保つ!室内は禁煙。カビに注意!HEPA付きの空気清浄機を!
- 発酵食品で腸に菌を蓄える
- サプリなんかよりも、食物繊維をたくさん取ろう!野菜・フルーツを多めに!
- 抗生物質は腸内の菌を殺してしまうので、控える。
環境
お菓子が近くにあるだけでお菓子を食べ、取りやすいサラダバーが近くにあるだけで野菜をたくさん食べるようになる。近くに立ち食い蕎麦屋があるから、毎日お昼は立ち食いそば。人は環境に流されやすい。
孤独と健康
孤独だった人に友人ができると寿命が15年のびる。孤独からくる炎症で脳の機能が衰え、パフォーマンスが下がる。古代では100人くらいのコミュニティの中で、孤独はなかった。お互いが助け合いながら、深いコミュニケーションを取っていた。人は孤独にそもそも慣れていない。
人はもともと人見知り。接触回数の多い人を好む。逆に知らない人との触れ合いは、脅威システムが働き、ストレスになる。一緒に行動する事で信頼が生まれ、好意が生まれる。他者に与える最強のプレゼントは「信頼」である。
信頼を得るには、自分を曝け出す事。弱みやマイナス面、恥ずかしい体験や罪悪感などを告白する事。
リラックス環境
近くの公園に散歩に行く程度もOK!パワースポットと言われるような場所は、リラックス効果もあるのかな。神社とかがパワースポットになっているのも森林があるからだよね。植物と太陽。
プレゼンでストレス反応があったら「楽しくなってきたぞ〜」と自己暗示。私たちは自分の感情をコントロールできる。自分のストレスを言葉に変換して、感情を変化させる事ができる。
悪い睡眠は、当然ストレスを増大させる。
死
- 誰もが、死に対してぼんやりとした不安を持っている。全ての欲望はフィクションであると気がつけ(仏教)自分の存在すらフィクションであると思え。
- 目的は脳に備わったマインドフルの機能を自在に起動させる事。そんために畏敬と観察が必要。ふと未来が不安になったり、感情の波に飲み込まれそうになった瞬間などにl
- 畏敬の念を持つ。畏敬を感じやすいタイプは親切な行いが多い。自然・アート・カリスマ、畏敬の念を持てる感嘆してしまう人や物を選び深掘りする、もしくはいつも見る。
- 観察・・・・マインドフルネス=瞑想だけじゃない。ただ皿を洗う事に集中し、ただ歩く事に集中する、そんな中で自己観察から始めるケースがほとんど。→もうちょっと深く知ってからにしよう!
遊び
古代人ほど遊び心とユーモアのある暮らしをしていた。遊び心のある人ほど、幸福な人生を送っている。
自分が重視する価値観に基づくプロジェクトの方が未来と現在の心理的な距離は近くなり、モチベーションと幸福感も上がりやすい。メタ認知力を高める。
- 今日やり遂げたい事を毎朝3つ書き出して実践
- 今週やり遂げたい事を毎週3つ書き出して実践
- 今月やり遂げたい事を毎月3つ書き出して実践
- 今年やり遂げたい事を毎年3つ書き出して実践
毎週末にレビューを行い、うまくいった点を3つ、改善できる点を3つ書き出す
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