『スタンフォード式 最高の睡眠』人生の1/3を変えれば、残りの2/3も動き出す!

年末にまとめ買いした本を読み始め、いきなりスゴい本に出会った。睡眠が超大事だと思い知らされた。特に記事タイトルに書いた「人生の1/3を変えれば、残りの2/3も動き出す!」は刺さった。

著者は研究者で、実験などで実証されている事実だけが書かれている。そんな実験結果がやさしく書かれていて、根拠がハッキリしているので、納得して理解できる。いい眠りがいい活動を生むんだと、超納得させられました。

以下、気になった部分を順に書き留めておきます。

  • アメリカには、睡眠クリニックが2000〜3000軒もある(どんだけ睡眠に悩んでいるんだ!)
  • ナルコレプシー(突然眠りに落ちてしまう病気)の研究を著者はしているようですが、私も20代の頃、突然意識を失うように居眠りしてしまう事がよくあったので、もしかするとこの病気だったのかも。
  • 最高の睡眠=「脳・体・精神」を最高のコンディションに整える事。
  • 朝、起きた時にベストな状態になるよう、睡眠中の脳と体の中では、自律神経や脳内化学物質、そしてホルモンが休みなく働いている。
  • 最高品質の睡眠は、眠りはじめの90分で決まる。
  • 人生の1/3を捧げる睡眠。しかしその時間が、残り2/3の時間を左右する。
  • マイクロスリープ(瞬間的居眠り)は、睡眠負債が引き起こす。これ結構多くの人が知らず知らずになっているらしい。
  • 6時間以下は基本的に短時間睡眠。6年後の死亡率が1.3倍になる。
  • 短時間睡眠の女性は肥満度(BMI値)が高い。肥満のほか、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に直結。
  • 10時間ベッドに入ってもらう実験で、バスケットボール選手のプレイの数値が上がった。集中力と思考力が高まり、エラーが減った(スタンフォード研究)
  • 睡眠負債は、1・2日では返せない(週末の寝だめでは不可能)。解消するのに3週間はかかる。だから質を高めた睡眠で補う必要がある。
  • レム睡眠(脳が起きていて体が眠っている睡眠)
  • ノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)最初の90分が黄金タイム!なぜなら、グロースホルモン(成長ホルモン)が一番多く分泌するから。アンチエイジングに効果あり!ここをしっかり寝れたら「疲れがとれない」事もなくなる!
  • エアウィーヴ スポーツ選手の多くが愛用。トップアスリート程、睡眠環境にこだわりが強い。
  • 睡眠の役割5つ。休息、記憶の整理、ホルモンバランスの調整、免疫力をあげる、脳の老廃物を除去。
  • 最初の眠気のタイミングを逃すな!眠くなったら寝てしまえ!そうしないとその後、深い眠りは訪れない!
  • スムーズに眠るには、深部体温を下げる事。入浴すると深部体温は一時的に上がり、逆に体は下げようと働く。その時間は90分。つまり入浴して90分後に寝るのがベスト。すぐ寝る時はシャワーがベスト。
  • 脳を休めるために温度を下げた方がいいので、そば殻枕や通気性のいいプラスチックビーズなどはいい!(ただし枕の絶対解はない)
  • いつもより早く寝るのは困難。実は睡眠の2時間前〜寝るまでの時間は、反発する力が強くなっている時間。いつもより1時間早く寝たい時は、入浴も1時間早め、就寝ルーティンを早くすると良い。
  • 5〜7時はレム睡眠になっている可能性が高いので、快適な目覚めになりやすい!日も昇っているし。
  • 寝起きは素足で床を歩き、覚醒しやすくする。また手を水で洗う。それと体温を上げる汁物を飲むと良い。
  • カフェインが薄まるまで4時間かかる。アルコール分解は3時間かかる。
  • 深部体温を下げる夕食にすると良い。冷やしトマト。
  • 昼寝は20分がベスト
  • 人生の1/3を変えれば、残りの2/3も動き出す!
  • 睡眠は、科学や治療ではどうにもできない、脳や臓器のメンテナス、体内リズムのバランス調整を整えてくれる。睡眠は全ての医学の基礎である。スポーツ医学では睡眠こそが全ての基礎であると認識されている。

 

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